湯元公園の紅葉

　伊香保の温泉街から群馬バスターミナルを左折し、東急ビラや福一を過ぎると、鮮やかな朱色がひときわ目を引くかじか橋やもみじ橋が見えてきます。
　かじか橋の上には、美しさを誇示するかのように紅葉が広がっています。橋の中央に立ち、さわやかな風に吹かれながらポーズをきめる観光客も多いです。
　坂道を上ると飲泉所があります。徳冨蘆花の碑が立つ右手の高台では、赤く染まった細かなカエデの葉が青空を遮り、影を落とす辺りは湯元公園と名付けられていますが、地元の人は蘆花公園とも呼んでいます。
　隣の竹垣の内側は「伊香保温泉露天風呂」。入り口の反対側にあるのが湧出口観覧所です。ガラス越しに自噴が眺められ、傍らには温泉医学の父・ベルツ博士の碑があります。

　石段街から伊香保神社を通り抜けた突き当たり、伊香保温泉の源泉地に「伊香保温泉露天風呂」（０２７９-７２-２４８８）があります。男女別露天の湯船のみですが、温泉街とはひと味違った野趣あふれる雰囲気が味わえます。鉄分が多い泉質は婦人病や不妊症への効能も高く、「子宝の湯」と呼ばれています。

○見ごろ／10月下旬～11月中旬
○場所／伊香保町伊香保
○問合せ／伊香保町観光課　０２７９-７２-３１５５
○交通／主要地方道渋川・松井田線（３３号）を榛名湖方面へ、群馬バスターミナルを源泉地に向かい左折
○駐車場／３０台

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