碓氷湖の紅葉

　碓氷川と中尾川をせき止めてつくった人工湖、それが碓氷湖（坂本ダム）です。周辺は親水公園として整備され、紅葉の時期はひときわ鮮やかな景観が湖面に映し出されます。
　湖を一周する遊歩道は所要約４０分。めがね橋をモチーフにした「夢のせ橋」や「ほほえみ橋」「ふれあいトンネル」など変化に富んだ約１．２キロのコースが、水や自然との距離をグッと縮めてくれます。
　碓氷湖から、さらに国道１８号の旧道をのぼってみたいものです。つづら折りの急なカーブが続く熊ノ平周辺は、唱歌「紅葉」の発祥の地です。歌どおりにカエデやツタがマツに彩りを添え、詩情を盛り上げる景色を描き出しています。

　碓氷湖から七ツ滝のある遊歩道を通って一キロほど上流にのぼったところに、「めがね橋」と呼ばれる四連アーチ式の鉄道橋があります。懐かしさをかき立てる赤いレンガづくりです。完成は明治２５年。信越本線横川－軽井沢間の廃止に伴って、現在は近代化遺産として保存されています。

○見ごろ／10月中旬～下旬
○場所／松井田町坂本
○問合せ／松井田町商工観光課　０２７-３９３-１１１１
○交通／国道１８号から旧道に入り、約３キ口先を左折
○駐車場／無料駐車場あり

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